駅の構内図を理解する際にナビとなる目印、解説、説明がないと、どうしても落とし込めない人いると思います。
ちなみに私は、無機質な設計図を見ても全然あたまに入らないタイプです。
乗り換え、施設の移動など理解の一助になればと思い、既存の構内図に補足説明、ナビ解説をを加えてみました。
「JR東日本」提供の構内図
https://www.jreast.co.jp/estation/stations/1638.html
B1部分と1F部分を分けて記載してあり、構内設備等も網羅的に記載されています。
建築仕様の設計図をそのまま構内図マップにしてるようで正確です。
階層ごとにタブ切り替えできるのもイメージしやすいです。
「あ~JR横浜駅って改札が地下にあるんだ」とすぐ認識できます。
ただ、正確だから、頭の中に入ってきやすいとは限りません。。
設計図に目印はないのは当たり前なのですが、細かい線と文字が並んでいると、頭が認知を拒絶しますよね。。
横長で西が上に位置するのが個人的には分かりにくいかもです。
地図の向きについては実際に駅の構内で、現場で、その構内図マップを見たとすると、人によって、場所、向きによって見える景色が異なるはずなので一概には言えないのですが、、
JR線のみの構内図なので、他の路線とどの通路でつながるのか、周辺施設にはどの改札から出た近いのか等はイメージできないです。
平面図を、見る限りは、ある程度の左右対称の構内図で、ある程度の規則性があり、中央通路を中心にして、北に東にと導線があるんだろうなと予測できそうです。
・・ですが実際の通路はそれほど規則性もなく、分かりにくい細道等も多数あります。
駅構内の構造上、中央通路に人が集中してしまうことが多いので、中央通路に出たあと、「どっちに行けばいいんだ?」となる人が多いはず。
煩雑になってしまうとは思うのですが、中央通路の位置関係を拡大ズームして詳細を載せてくれると嬉しいのに・・
「らくらくおでかけネット」の構内図
拡大マップ
https://www.ecomo-rakuraku.jp/ja/station_map/%E6%A8%AA%E6%B5%9C/
改札の位置が特に見やすい構内図だと思います。
各路線の改札の位置が明確だと、乗り換えする際には重宝しそうです。
スロープまで表現しているあたり、正確です。もし車椅子の友人がいたら、こういうとこは行く前にチェックできそうで便利ですね。
ただ、隣接する商業施設等はまったく表現されていないため、ルミネはどっちなのか、そごうはどっち方面かは横浜駅初見の人は想像がつかないはずです。
それと更新がされていないようです。最後の更新は2010年とあります。
西口の大規模工事があった「馬の背」解消部分に出来た、CIALへ下りる階段、NEWMANへの上る階段も表現されていないようです。
「駅探」提供の構内図
https://ekitan.com/station/TimeEkiinfoFacilitiy?SFCODE=3260
シンプルなつくりになるように、情報が多すぎて混乱しないように、最低限の情報のみで表現しようとしている構内図だと思います。
黄色と赤とか目がチカチカするような色をあまり使っていないのも個人的に好きな色合いです。
ただ、路線の位置関係が微妙に分かりにくいです。
矢印表示で、東急東横線と記載してありますが、「えっどっからどこまでが、東横線なの?」と探してしまいますね。。(路線ごとの色わけがあると見やすいのかも。。)
各路線ホームが何階にあるのか丁寧に「B5」とか「2F」書いてくれているのですが、私の場合ですが、よくよく見てやっと階数のことかと気づきました。
施設の情報は唯一「ルミネ」だけが記載されていますが、横浜駅構内のルミネは実は中央通路の両側にあります。
ですがこのマップ上では南側のルミネしか記載がないようです。
多分簡略化するために省いているのかと思いますが、ルミネは定番待合せスポットで北側と南側間違える人が多いとこです。ちょい注意が必要かもですね。
そもそも駅の構内図は、乗り換え目的か、施設の移動に見る場合も多いので、隣接施設の記載がないと方向感覚はつかみにくいと個人的には感じてしまいました。
実際に駅構内にあるマップ
拡大図
JR提供のものとは異なりシンプルです。
そもそも駅構内を移動するための地図なので「通路」がどこにあるのかが強調されて色分けされているようです。
各通路の階層を、オレンジ色の濃淡で表現しているのも分かりやすいとこですね。
ただ、JR提供の構内図と異なるのは、B2F、B1F、1Fを同時に平面で表現しようとしているところ。
※JRの構内図は階層ごとに別地図だが、構内に設置されているこの構内図は全部の階層をむりやりくっつけている。
3階層を平面で組み合わせてまとめてマップ化している分の煩雑さ、見にくさは多少はあります。
※シンプルさ重視なのかトイレの位置とか、構内の店舗、カフェ情報は省かれています。
東急東横/副都心線線の構内図
東急線のみの構内図なので、周りとどう連結しているか、周辺施設は近いのか等はイメージしにくいです。
立体図
https://www.mm21railway.co.jp/station/yokohama/stationmap.html
立体図からは誰しも実際のイメージがしにくいと思いますが、東急線は地下5Fにホームがあるので、下から上る階段がやけに長いのがわかりますね。
正確に「南北通路」を表現していますが、横浜駅初見の人は、南北通路に迷い込むとちょい大変かもです。
平面図
あらためて、平面図を見ると東急線は単純な構造のホームだとわかりますが、立体図を見たただけで余計に頭が混乱してしまうのですよね。
地下鉄ブルーラインの構内図
http://navi.hamabus.city.yokohama.lg.jp/koutuu/pc/detail/Station?id=00000838
構内が不規則な形になっているわけでもなく、ゆがんでいるわけでもなく、よく地下鉄にある改札が4つも5つもある駅ではないです。
ホームにあるエレベーターはJR線連絡口改札とは逆側にあるので、JR乗り換えの際は、スーツケースを持ち運ぶのが大変です。。
構内の構造とはちょっと違いますが、横浜駅のブルーラインは駅の主要エリアとは離れ小島的に離れたところにあるためなのか、周辺施設へのナビがイマイチです。
構内にいるインフォメーション専用の駅員が立っているので横浜駅初見の方は聞いた方が早いかもです。
相鉄線の構内図
立体図
https://www.keikyu.co.jp/ride/kakueki/KK37.html
2階にホームですが、改札は2Fと1F両方にあります。もちろん便利なのですが、2Fの相鉄改札はジョイナスというショッピング施設のテナントの前にいきなり出るので、乗り換えの際などちょっと戸惑うはずです。
もちろん改札の外にはある程度のナビはありますが、方向をつかみにくい場所です。
当たり前ですが、無機質な構内図マップではそこまでは見えないところですね。
平面図
構内図からだけではいまいち読み取れない部分として、相鉄線の場合、ロッカーの充実度がこの構内図から読み取れないですね。
実は横浜駅に乗り入れている路線で、相鉄線が1F部分に充実したロッカーがたくさんあるので、とっても便利だったりします。
京急線の構内図
https://www.keikyu.co.jp/ride/kakueki/KK37.html
京急線のみの構内図のため周辺施設へどう移動するかのイメージは掴めないです。
横浜駅全体エリアの東端に位置しているため、PORTA地下街、東口そごう、郵便局、ルミネへのアクセスはよいですね。
ただ、この京急線構内図からはわかりません。
参考:構内マップ